商業施設の計画とデザイン

 街の中にある居心地のいい場所、訪れたくなる場所。さらに奥へ行ってみたくなる道。また道に沿って輝きを放つ店舗のファサードや看板。とくに店舗のファサードは、それらを取り込むビルや道路が多少そっけないものであっても関係なく輝きを放ちながら、フロントのみならずエリアにもイメージを広げるような力を持っています。

 時にこうしてエリアという規模にまで影響を持つことのある店舗ですが、それらのパワーを最大限にいかし、フロアを一気に作っていく。そうした意味で、SCづくりはあたかも街をイチから作るような作業であるようにも感じます。

 ここでは施設の中の通路構成、お店の区画や配置、またこうしたものが物販・飲食フロアのそれぞれにおいてどのように工夫されているのか、また館内を飽きることなく回遊してもらうためにどのような仕掛けが施されているかなど、さまざまな視点で商業施設の中身を見ていきます。

 また、街からヒントを得るかのようにしてSCができるのであれば、一方でSCからヒントを得て、その考え方を街に応用していくこともできるかもしれません。